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camellia の日記の時間

日記や思うところなど日常の何かを書いています。

camellia の日記の時間 は kisaragi-mint の日記へ移行しました。

【書籍紹介】テグスの迷宮探訪録

区分

  • 剣と魔法のファンタジー
  • クライマックスがない

感想執筆時の購読済みシリーズ

発売済み: 2 巻

感想とか紹介

世界観は小説作品『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に似ていて神が作った迷宮に挑む話です。取って付けたような設定であっても「神が作った」と言うような前提があるため不自然さを感じず「そう言うものだ」と思って読むことができます。また、小説作品『キノの旅』のような「淡々とした殺伐感」があり、 13 歳の主人公が簡単に人を殺してしまったりし、そう言うことが常な世界として描かれています。

主人公の少年が 13 歳になって本格的に迷宮へ挑むことができるようになる、その前日から物語が始まります。始まって少しで簡単に人を殺してしまうので殺伐とした雰囲気を強く感じてしまいますが全体的にはそれほど殺伐としたものではありません。主人公はとても強い設定なのですが世界最強と言うようなことではなく、感覚的には例えば漫画作品『ドラゴンボール』の孫悟空のような感じでしょうか。

物や何かの名前は漢字で記述され、エルフを思わせる樹上人であるとか日本刀を模して作ったという斑紋鉈剣やモンスターの名前も空腹猪など少し特殊な雰囲気を醸しています。また魔法の詠唱として使われる呪文は英語などの外国語をウマい具合に捩ったものになっていて個人的に好感が持てます。他の小説作品などでマヌケな雰囲気のある呪文であるとか英語そのままの呪文のような場合があり、こう言ったものではどうしても興が削がれてしまうため僕としては好感が低いのです。ただ呪文はしばしば日本語の文言に作中の発音としてルビが振ってあるため、あまり気にすることではないのかもしれません。

文体はとても綺麗な文章で、助詞が続く(~を~を、~が~が)などと言ったこともなく上質さを感じます。ライトノベル以外の文芸書ではどうか分かりませんが、ライトノベルでは文章の質が低かったり誤字が多かったりなどしていちいち引っかかることがあるので、こう言った綺麗な文章だと安心して読むことができます。

物語の内容としては戦闘シーンが多く描かれていて、僕は途中で飽きてきてしまいました。 1 巻がそうなのであって続巻がどうなのかは分かりませんが続巻への食指が伸びません。僕としてはしばらく読むのをやめていた小説作品『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の続きを読みたくなりました。現状で読みたい本がなく退屈していたのでこれについては一応のお礼を言いたいところではあります。

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